任意整理をしても、奥さんや家族が使っているクレジットカードの新規申込時の審査や、更新には関係がありません。
任意整理は個人の問題ですから、本人以外の家族がそれぞれの名義で使っているクレジットカードには影響はありませんし、家族が新しくクレジットカードを申し込んでも審査にも通ります。
しかし家族カードの場合は、事情が異なります。
家族カードとは一家の大黒柱となる人などが名義人となっているクレジットカードに、オプションとして本人以外の妻や子どもも使える機能が付いているクレジットカードです。
一般のクレジットカードと同じように使えますが、支払いは全て名義人の口座から引き落とされるのが特徴です。
家族それぞれがクレジットカードを作るよりも会費が節約できますし、ポイントがたまりやすいなどのメリットがあるため人気の高いカードです。
家族カードを世帯主である夫の名義で使っている場合、たとえば奥さんが任意整理をしても、カードは問題なく使えます。
ただし、カードの契約更新時など定期的な個人情報の見直し時期に、ほかの家族の信用状況を検索するケースがあります。
そのときに任意整理をした記録が残っていた場合、家族カードの利用限度額が低くなるなど、何らかの制限がかかる可能性がないとはいえません。
しかし基本的には、名義人の信用状況に変わりがなければ、問題なく使えます。
これが名義人本人が任意整理した場合は、家族カードは使えなくなります。
このような場合は、信用情報から事故情報の記載が抹消されるまで、新規に本人名義のクレジットカードも家族カードも作れません。
特に家族カードの審査には通りにくいと考えましょう。
信用情報が抹消されるまで5〜7年程度かかるといわれています。
その間は本人名義のクレジットカードは作れません。
しかし本人以外の家族が、その人の名義でクレジットカードを使ったり新規に申し込んだりするのには、ほとんど影響がないので安心しましょう。
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